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東海道の桜旅 春の訪れを愉しむ 未知の桜を探して東海道の桜巡りへ

東京駅・品川駅[目黒川の桜並木]

春の訪れを告げ、可憐に舞う桜。観賞の仕方や場所が違えば表情も異なり、その美しさは私たちを惹き付けてやみません。東海道の桜も楽しみ方はさまざま。船の上から眺めたり、天守閣から見渡したり、開花に併せた祭りなどもあって、心浮き立ちます。また、日本の春の風物詩としてすっかり定着している桜は外国人観光客の注目の的。国内外を問わず多くの人の期待を一身に集め、今年も花を咲かせます。毎年桜は見ている、という方でも、数ある名所の中には未だ知らない光景がきっとあるはず。新たな感動を求めて、東海道の桜巡りへと出かけましょう。

  • 歌人が詠みついだ

    「桜」の魅力とは?

  • 「桜」は春の象徴、また花の代名詞として、和歌や俳句でよく詠まれたテーマです。
  • たとえば平安時代前期の『古今和歌集』では、在原業平が「世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」、紀友則が「ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ」と、儚い花の命を惜しむ歌を遺しています。
  • 桜は、満開も美しいが、散り際も美しい――。そう感じるのは、散り際に儚さや潔さを投影する日本人独特の感性なのかもしれません。

岐阜羽島駅 [中将姫誓願桜]

  • 1200年も前に始まった

    「観桜」

  • 桜の花の下の宴会、つまり花見は日本の春の風物詩です。花見の歴史は古く、最初は野生の山桜の「桜狩り」から始まりました。それがいつしか人の住む空間に桜を育てるようになり、弘仁3年(812)には嵯峨天皇が南殿で最初の「観桜会」を催したと伝えられています。
  • 歴史上もっとも有名なお花見といえば、豊臣秀吉公による「醍醐の花見」でしょう。慶長3年(1598)秀吉公は京都の醍醐寺に700 本の桜を植えさせ、約1300 名を従えて盛大な宴を催しました。
  • 三島駅駅 [三嶋大社の桜並木]

  • 京都駅 [醍醐寺]

  • 今や全国各地で楽しめる

    「花見」

  • 花見は王侯貴族だけでなく、庶民にも愛されてきましたが、田植えの時期の合図であったり、だいたいは寺社の境内や領主の庭先に植えられた1本の桜を愛でることが一般的でした。
  • しかし、江戸時代に庶民の花見は大きな変化を遂げます。江戸っ子たちは、桜の散り際がさっぱりしていることや、いつ満開になるか前もって予測できないところを自分たちの気性になぞらえました。特に江戸時代末期に育成された、一気に咲いてパッと散るソメイヨシノは、江戸っ子気質そのもの。彼らは満開の予想をたて、仲間たちと酒と肴を携えて、桜の名所にどっと大勢で繰り出したのです。
  • この花見スタイルが今も受け継がれているのはご存知の通り。明治維新後の植栽により花見のスポットも増え、その美しさもさまざまです。今年はどこへ出かけようか、家族や仲間同士でお花見の場所を探すのも、現代の楽しみのひとつです。

熱海駅 [糸川遊歩道]

  • 掛川駅 [掛川城公園さくら祭り]

  • 新大阪駅 [造幣局の桜の通り抜け]

  • 桜にまつわる意外な事実

    「桜」より「梅」が人気だった?

  • 「梅は咲いたか 桜はまだかいな」という江戸端唄にあるように、梅は早春を告げる花。実は桜の花見は平安時代になってからで、奈良時代は中国から伝わったばかりの梅を観賞していました。日本最古の和歌集『万葉集』でも桜より梅を詠んだ歌のほうが多く、平安時代の『古今和歌集』でその数が逆転するのだとか。
  • 梅と桜は、日本人にとっては単なる花ではなく、日本人の心を映し出す象徴のようなものかもしれません。

豊橋駅 [向山緑地内梅林園]

春爛漫、

桜の楽しみ方はいろいろ

このような日本の花見の歴史を経た集大成として、現代の桜にはいろいろな愉しみ方があります。昼と夜とで違う顔を見せる桜、人を集わせ笑顔にさせる桜、開花時や満開時、そして散り際といろんな光景を愉しませてくれる桜……。今年も美しくも儚い夢の時間を、心ゆくまで愉しんでほしいものです。

東京駅・品川駅 [目黒川の桜並木]

※気象・自然条件等により記事・写真のような景色が見られない場合があります。また花の開花やイベントのスケジュールが変更になる場合があります。

2018年3月26日更新

ゴン中山presents MISSION in 静岡

東海道新幹線沿線

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