
洞窟内に一歩足を踏み入れると、たちまち視界は湯けむりに覆われ、熱を帯びた蒸気が全身を包みます。奥から聞こえてくるボコボコという音に導かれて先へ進むと、その蒸気と音の源が温泉であったことがわかります。走り湯は奈良時代に発見された、日本全国でも珍しい横穴式の温泉。かつては1分間に約900ℓものお湯が、海へ向かって走るように流れ出ていたといいます。日本三大古泉のひとつで、古くから霊湯として大事にされてきました。お湯とともに湧き出るかのような山のエネルギーを体感できる絶景です。
※こちらでご紹介している写真は、天候・時間帯などの様々な条件がそろった時にだけご覧いただける風景になります。
旅のワンポイント
洞窟内は天井が低く、大人は少し屈んで歩く必要があります。湯けむりで先は見えにくくなっているため、ゆっくり歩きながら進みましょう。洞窟の中ほどは蒸気でかなり暑くなっており、汗ばむほど。また源泉は約70℃と高温で、柵なども設置されていないため近づきすぎないように注意してください。
"走り湯" 旅の楽しみ
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[周辺MAP]
絶景ポイント一覧
2016年2月2日更新