
道の両サイドに密に繁り、まっすぐ上に伸びた竹。青々とした竹のもたらす清涼感に包まれ、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚に陥る竹林の道は、トロッコ嵐山駅近くの大河内山荘庭園と野宮神社を約300mにわたってつないでいます。高く伸びた竹は日光の直射をやわらげ、道に影を落とし、夏場の日中でも涼しさを感じさせる自然のシェードです。風が吹けば、葉ずれの音がサラサラと聞き心地のよい音を立てます。環境省選定の「残したい日本の音風景100選」に選ばれたこの音もまた、道の魅力を引き立てています。
※こちらでご紹介している写真は、天候・時間帯などの様々な条件がそろった時にだけご覧いただける風景になります。
旅のワンポイント
竹は常緑の植物なので1年中見られますが、最も青々として美しいといわれるのは“竹の春”とも呼ばれる秋。大型連休や紅葉の時期は混雑します。人が少ないときに散策したいなら早朝などがおすすめです。12月には「京都・嵐山花灯路」というライトアップイベントも行われ、竹林の道のひと味違った表情が見られます。
"嵯峨野の竹林の道" 旅の楽しみ
"嵯峨野の竹林の道" に行くなら一緒に見に行きたい「京都駅周辺のおすすめスポット」
絶景ポイント一覧
2015年5月15日更新