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- 14.未来に向けた地域活性への熱い想い
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- 地域活性への熱い想いとこだわり、それが街と文化の未来を広げる豊橋観光コンベンション協会事業推進部次長 鈴木惠子氏
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噴き上がる火柱と降り注ぐ火の粉に圧倒される手筒花火(羽田祭)
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愛知県・東三河の中心地である豊橋に、もっと多くの人々が訪れてほしい。その思いから鈴木惠子氏をはじめとした豊橋観光コンベンション協会が最初に取り組んだのは、地域伝統資産である“手筒花火”を全国区にするPRでした。さらに、ご当地グルメの開発や、映画・テレビドラマのロケ誘致など、地域活性化活動の根底には、多くの人を感動させたい、喜ばせたいという“熱い想い”と“強いこだわり”が、常に息づいています。豊橋の魅力づくりを進める鈴木氏に、未来に向けたその想いを伺いました。
地域外から豊橋及び東三河に人を呼び込み、経済も含めた活性化を目的に様々な事業を行っています。そのひとつが、豊橋発祥の手筒花火のPRです。400年以上の歴史があり、火の粉を浴びながら揚げる姿に誰もが感動するという勇壮な花火です。20年以上前、この仕事に就いたとき、豊橋の魅力を伝えるものは何だろうと考え、その手筒花火をPRしてきました。PRのため手筒花火を東京や横浜などで放揚するための調整やテレビ番組や映画で撮影するための準備などを行い情報発信に努めています。
「想いは通ずる!」を信条とし、どんな仕事でも“熱い想い”や“強いこだわり”を持ってやらなければ結果には繫がらないと思っています。例えば、“豊橋カレーうどん”を仕掛ける際もB級グルメのイベントには出店しないことを決め、また、コンビニや製麺会社からのコラボ企画の話なども全てお断りし「豊橋市内のお店で本物の味を…」にだけこだわって仕掛けてきました。また、取材やロケが来ても必ず同行、見え方、扱い方にもこだわり、納得ができるかたちで発信するよう心掛けています。
現在、私の仕事の3本柱が、“手筒花火”“豊橋カレーうどん”“ほの国東三河ロケ応援団”です。手筒花火は多くの方を感動させ、豊橋カレーうどんは全国から多くの方が食べるために豊橋に来て話題にし、ロケは市民の方たちがエキストラ等で参加し、その非日常に楽しさを感じワクワクしています。これからも私がする仕事によって、ワクワク、ドキドキ、ザワザワの輪を広げ、多くの方に喜んでいただければと思っています。
- 「映画のまち豊橋」をPRする鈴木惠子氏
豊橋観光コンベンション協会事業推進部次長 鈴木惠子氏
愛知県豊橋市出身。日本交通公社(現(株)JTB)勤務を経て、1997年協会設立からプロパーとして地域活性に携わり、手筒花火のPRに力を入れる。また、5年間で100万食を売り上げるご当地グルメ“豊橋カレーうどん”を仕掛ける。最近では2008年に立ち上げたフィルムコミッション“ほの国東三河ロケ応援団”の団長としてドラマや映画のロケ誘致に力を注ぐ。
インタビュー対象者の肩書は取材当時のものです。
2017年10月30日更新