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- 13.自然を守り育て次代に引き継ぎたい
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- 自然の魅力は、その素晴らしさを未来へ繋ぎたいという心を動かす小原観光協会会長・小原四季桜愛護会会長 柴田 巖氏
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秋の小原ふれあい公園を彩る四季桜
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春と秋に花開く、全国でも珍しい豊田市小原地区の「四季桜」。江戸末期の文政年間に藤本玄碩という漢方医が植えた親木が、今や11,000本を数えるまでになりました。ここに至るまでには、この桜を代々引き継ごうとする小原の地の人々の長年にわたる努力がありました。秋には白や淡紅色の花が紅葉と重なり、格別な景観をつくり出す四季桜。この四季桜の持つ自然の魅力は、今でも「守り育て、次代に引き継ぎたい」という人々の心を動かし、小原四季桜愛護会の活動の原動力となっています。
年間4~5回の現地活動では、講師の先生より当日の作業の内容と要点の説明を受けて、「ふれあい公園」で四季桜の世話を実際にしています。わからないところを確認しつつ、4~6人の班に分かれて作業を分担。20~30分の休憩を取りながら2時間ぐらいかけて区域を分けて順に世話を行います。最後に質問などの時間があり、記念写真を撮影して午前中で活動は終了します。
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- 小原四季桜 川見四季桜の里
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- 専門家の指導のもとで行われる「四季桜」の愛護活動
四季桜を見物にお出でになる方の中には、その道に精通した方々もいらっしゃって、鋭い質問をいただくこともあります。より専門的な枝の切り方などについても、きちんと講師の指導に基づき、基本に忠実に、そして的確にはっきりと答えられるように努めています。
全域的に苗木が雑草に負けなくなる「背丈」までは、どの地区においても「剪定」「施肥」などの「手」をかけていただけます。しかし、雑草の背丈を超すと、ほとんど世話をしていただけない。今は「小原ふれあい公園」の300本弱の手入れに四苦八苦していますが、地域全般に愛護活動が広域的に受け入れられるようになり、「四季桜の手入れ」が広く行き渡りました。よく手をかけてもらっている状況ですが、できれば参加者が勤労奉仕でなくなればと思っています。
- 雑草の「背丈」を超えてからの世話も大切
「豊田市」小原四季桜の情報はこちら
小原観光協会会長・小原四季桜愛護会会長 柴田 巖氏
昭和53年(1978)当時の小原村にて「村の鳥、花、木」の「木」に「四季桜」が設定されて、地区内に「四季桜」を増殖しようという機運が村民の間に一気に高まりました。地域住民などが熱心に植栽を行い、年々数を増やした結果、愛知県指定の天然記念物となっている名木をはじめ、地区内に約11,000本の四季桜が育っています。平成24(2012)年度の終わりに「四季桜の咲き方」が懸念され、樹齢35~40年の四季桜が多い「小原ふれあい公園」をどうにかしなくてはとの思いから、市役所小原支所の担当者に指導をいただき「小原四季桜愛護会」を設立。講師の先生も依頼し、年間4~5回ほど活動しています。
インタビュー対象者の肩書は取材当時のものです。
2017年10月30日更新