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未来へと継承すべき宝

私たち日本人は暮らしのなかで自然を畏怖し、崇め、またその土地特有の文化を育んできました。長い歴史において守り続けてきた自然と文化。それらのいくつかは、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)により未来へと継承すべきかけがえのない宝——「世界遺産」として認定されています。世界に誇るべき悠久の宝に触れ、ニッポンを再発見してみませんか。

東寺(教王護国寺)

田貫湖

仁和寺 宸殿

白糸ノ滝

世界遺産は「歴史と文化の結晶」

ユネスコが世界遺産を選ぶ条件は、歴史や芸術、学術、景観など様々な立ち位置から見て「著しく普遍的な価値があること」です。つまり、世界遺産は世界的に価値がある「歴史と文化の結晶」。私たちは世界遺産を訪ねることで、いにしえの人々の伝統的な技術、もしくは思想や智慧を肌で感じることができます。それは他の国の異なる文化を理解し、尊重することにもつながるのではないでしょうか。

東海道の世界遺産とは?

江戸時代初期に本格的な整備がなされ、江戸(現東京)と京都という二つの重要な都を結んだ東海道は、人が行き交うだけではなく、文化や技術も行き来したもっとも重要な交通路でした。現在そこには日本の歴史と文化の結晶を感じられる2つの素晴らしき世界遺産があります。1つ目は、芸術的価値が非常に高く、いまも日本文化の象徴として守られている「古都京都の文化財」。2つ目は2013 年に登録されたばかりの「富士山̶信仰の対象と芸術の源泉」です。

龍安寺

須山浅間神社

東海道の世界遺産を訪ねて

古都にニッポンの<br />素晴らしき技を見る

神が宿り芸術を<br />生みだす美しき名山

醍醐寺

吉原から見た朝の富士山

  • 京都

  • 富士山

古都にニッポンの素晴らしき技を見る 京都

龍安寺

京都は794 年に平安京として建設され、江戸時代までの約1000 年、政治・経済・文化の中心地として繁栄を極めました。そして1200 余年という時間を経過した現在も、街並みに、行事に、しきたりに、寺院などの建造物に、長い歴史と伝統文化を色濃く残しています。そんな京都の歴史・文化を代表する17 の社寺・城が「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。

なかでも庭園はそれぞれの時代の最先端の文化として発展してきました。それは極楽浄土を表した庭であり、ときに禅の教えを表現した庭であり、武将の権力を誇示した庭でした。京都ではこのように時代や宗教や思想によって様々に表情を変える庭園文化のあらゆる様式を見ることができます。また同じく寺社などの多くの建物や、そこに安置されている仏像や障壁画などからも、私たちは京都という街が長年にわたって育んできた素晴らしき技の伝承を目にすることができます。

醍醐寺

天龍寺

もうひとつの魅力が四季です。京都は庭、寺社のような特別なエリアだけではなく、ちょっとした裏路地でさえ、四季や朝昼晩と移り変わる時間によってまったく違う顔を見せてくれます。それは四方を囲む自然を暮らしのなかに上手に取り込んで来た、京都ならではの芸術的風景といえるでしょう。

日本の素晴らしき歴史と文化をいまに伝えるオンリーワンの街、それが京都です。1994 年に世界遺産として登録された「古都京都の文化財」は、街全体が世界遺産といっても過言ではない京都という街の代表格といってよいでしょう。

仁和寺 宸殿

東寺(教王護国寺)

テーマ1風光明媚な庭をめでる

日本の庭園は仏教の精神や世界観が息づく特別な場所。特に京都の庭には見たことのない「天国」や「宇宙」を表現したものがあります。

前者は平安時代中期より生まれた、仏教の極楽浄土を表現した浄土式庭園で、金堂や仏堂をはじめとした寺院建築物の前に園池が広がります。後者は禅宗が隆盛を極めた室町時代に、その教えを取り入れて仏教世界観や宇宙観を表現した枯山水式庭園。水を用いず、白砂の模様(砂紋)で川や海原を、大小の自然石の組み合わせで山や島などを表現しているのが特徴です。

龍安寺

そのような宗教や思想を色濃く反映した庭がある一方、同じ室町時代には大きな池を中心に築山や林などをつくり、池にそそぐ川や滝、橋や飛び石を配置した池泉回遊式庭園も数多く造営されました。池の周囲を歩きながら景色を様々な角度から愉しむことができ、日本庭園の集大成とも位置づけられています。

このように京都には時代によって違う様々な様式の庭があります。砂と石のみでつくられた石庭では自然との静かな対話ができるでしょう。また日本古来の州浜景観と大陸由来の山水景観を見事に調和させたり、約120 種類の苔で覆われたりしている池泉回遊式庭園からは、ダイナミックな自然を取り込み表現するその作庭の思いに心を打たれることと思います。

醍醐寺

おすすめ観光スポット

テーマ2四季を取り込む

日本は四季のはっきりした国です。春には桜が咲き、夏には緑が萌え、秋には紅葉が広がり、冬には美しく雪化粧されます。気候の変化により景色ががらりと変わり、それにともなって様々な行事が生まれ、文化が育まれてきました。

なかでも京都は四方を山に囲まれ、四季がはっきりしています。夏は蒸し暑く冬は底冷えするという自然環境を逆手に、四季の「美」を生活や行事や風景に取り込んでいる街です。たとえば春。3 月下旬から4 月、京都の春は桜色に染まります。京菓子もこの時期は桜の花びらや葉をつかって春の訪れを祝います。また多くの寺社で桜の時期に合わせて特別拝観や華やかなライトアップ、流し雛や雅楽と舞などひな祭りの行事も行われます。

秋には燃えるような濃い赤や黄色、オレンジ色の紅葉が風情あふれる古都の街を彩ります。平安時代から貴族たちは「紅葉狩り」といってこの季節の風景を愉しみました。そして冬には雪が街を白く覆うことも。滅多に見ることのできない雪化粧した伽藍の美景は実に感動的です。普段は見ることのできない文化財の特別公開なども行われます。このように京都の街は、四季を上手に生活に取り込み、風雅な空間美をつくりだしています。

東寺(教王護国寺)

東寺(教王護国寺)

おすすめ観光スポット

テーマ3世界に誇る美しき障壁画

京都の寺院や城郭を訪れると、部屋の襖や衝立、戸や壁などに豪華な装飾がほどこされているのに気がつくでしょう。これら襖絵や障子絵、壁貼付絵などを総称して「障壁画」といいます。

障壁画は室町時代から近世初頭にかけて武士が好んだ建築様式の「書院造」が成立したのにともなって発展しました。書院造とは格式を重んじ、対面・接客の機能を重視してつくられた武家住宅の様式で、それまでの貴族が好んだ寝殿造では十分ではなかった襖や障子などの間仕切りが発達しました。その襖や障子や壁などに、絵師による障壁画が描かれたのです。これは主人の地位や権力を演出するものでした。

絵師の代表格といえば狩野派です。室町時代中期から長きに渡り日本の画壇に君臨した画家集団で、始祖は室町幕府8 代将軍足利義政に仕えた狩野正信。その子孫たちも代々織田信長、豊臣秀吉、徳川将軍家など時の権力者たちの御用絵師として仕え、御所、寺院、城郭などの障壁画を制作しつづけてきました。

特に正信のひ孫にあたる永徳は、金箔地に群青や緑青、朱や濃墨などを用いて描く濃彩色の華麗な金碧障壁画の手法を完成させました。それまでの障壁画は中国の故事や風物が主題となった唐絵が主流でしたが、永徳は日本の四季の花鳥風月を主題とし、唐絵の精神性と伝統的大和絵の装飾性を折衷した新しい画法を生んだのです。狩野派以外にも長谷川等伯、伊藤若冲、俵屋宗達、尾形光琳など日本画壇を代表する絵師が活躍した京都。彼らの作品は、往時をしのばせる美空間の主役としていまも愛されつづけています。

仁和寺 宸殿

おすすめ観光スポット

神が宿り芸術を生み出す美しき名山 富士山

朝霧高原から見た富士山

日本独特の文化である富士山信仰や、海外に名を馳せるほどの美しき姿が広く芸術にも影響を与えてきたことを評価され、2013 年「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」として登山道や神社、湖など25 もの様々な遺構が、世界遺産に登録された富士山。

太古から噴火を繰り返して来た富士山は、「神が宿る山」として畏怖されてきました。怒りを鎮めるため、約1200 年前にはときの朝廷の命により山の麓に多くの浅間神社が建立されはじめます。平安時代後期になると富士山への山岳信仰に仏教や道教が習合し、修験道の修行の場となり、修行者による信仰登山が多く行われるようになりました。

吉原から見た朝の富士山

田子の浦 富士を望む歌 石碑

江戸時代には富士講が人気に。「富士講」とは富士山を信仰する人々が少しずつお金を出し合って積み立てる講のこと。「江戸は広くて八百八町、講は多くて八百八講」と言われるほどの大ブームが起き、多くの一般市民が富士登山を果たすようになります。

また富士山の荘厳な姿に魅了された芸術家たちは、その美しさを文学や美術で表現しました。日本最古の歌集『万葉集』には「田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける」という和歌が詠まれ、『竹取物語』『古今和歌集』『伊勢物語』などの古典作品にも富士山は登場します。

室町時代の水墨画、近年では横山大観らの美術画でも富士山は格好のテーマでした。しかし世界的に影響を与えたのは江戸時代の浮世絵でしょう。葛飾北斎の「冨嶽三十六景」や歌川広重の「不二三十六景」などは海を渡り、ゴッホやモネなど印象派とよばれる芸術家たちに影響を与えたと言われています。

このように富士山は、円錐形の端麗な姿の名山であること以外に、いにしえからの山岳信仰としての対象であり、また歌で詠まれ絵画で描かれと芸術を生み出す源泉として価値があると認められ、2013 年に世界遺産に登録されたのです。

葛飾北斎 富嶽三十六景 凱風快晴

テーマ1登山口に鎮座する浅間神社

富士山に登るとき、今は森林限界あたりにある5合目からのアクセスが普通ですが、昔は麓の1合目から登るのが当たり前でした。裾野に広がる森の中のいくつかの登山道入口にはいまも浅間神社が鎮座しています。そこでは山頂周辺とは違う生命力あふれる立派な木々や鳥たちの声など富士山の一面を感じることができます。昔の人たちがいよいよ富士山に入るときに味わった荘厳な空気、無事に戻ってくることを、安全祈願した神社や森の雰囲気を味わいましょう。

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須山浅間神社

テーマ2富士山への山岳信仰を物語る社

山を崇め奉る山岳信仰。中でも高くそびえる美しい立ち姿、ときに噴火という荒々しい一面を見せた富士山に、人々は神の姿を見いだしたのでしょう。姿を見上げることのできる山麓に、富士山の神として浅間大神(あさまのおおかみ)を鎮斎しました。もっとも古い原始の富士山信仰の姿とされる山宮浅間神社には本殿はなく、富士山を望む遥拝所のみが置かれており、森を切り開かれた間から富士山を見ることができます。山開きの行事や石畳を敷いた登山道など昔の富士山に対する信仰の遺構を見てみましょう。

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山宮浅間神社

テーマ3富士信仰の修行の場

16~17 世紀、長谷川角行という修験道の行者が富士山麓で荒行を重ね、ついに法力を得、その後は祈祷により庶民を救済しました。角行は江戸でも大人気となった富士山巡礼をするためにお金を貯める富士講の祖として、富士山信仰を広く庶民にまで広めたと言われています。白糸ノ滝や人穴富士講遺跡はその角行が巡礼や水行を行った場所で、溶岩の荒々しい岩肌や、滝の水の美しさなど富士のパワースポットとして、現在も巡礼地としてたいへん人気が高いスポットです。

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白糸ノ滝

テーマ4美しき富士山を遠く眺める

富士の雄大な姿を見ることは、誰にとっても心躍ることです。特に5万本のクロマツが海岸線に並ぶ景勝地「三保松原」から望む富士山は、昔から愛されつづける風景。浮世絵師の歌川広重や、尾形光琳、円山応挙といった日本画の大家たちも好んで描いた構図です。

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三保松原

2015年9月18日更新

YouTuber Kazuの新幹線で日帰り「ふじのくに静岡」大大大大満足旅!!

東海道新幹線沿線

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